太田川流域振興交流会議よりさんけんが委託を受け「太田川ジュニアリーダー研修」が一月二十日、深入山で開かれました。

市内子ども会シニアリーダーの高校生ら13名と、安芸太田中学校生徒3名が参加し、受講者はフィールドワークや座学、ワークショップで太田川の上流域の自然や川上と川下の繋がりを学びました。

 期待していた雪がなく、冷たい雨が降るなか講座が始まるなか、フィールドワークの予定を午後に変更し、小林さんの深入山の歴史と市内の繋がりを学ぶ講義から、ひろみちゃんが進行を勤めるワークショップで座学の学びを振り返りました。

座学の学びと自分の生活を結びつけるのだ

 午後には雨が上がるものの寒さが厳しい中、西中国山地自然史研究会の上野吉雄氏によるフィールドワークで深入山セラピーコースを動物の糞や越冬する蛾を興味深そうに観察しながら歩きました。

 あきおおた森林セラピー協議会より河野・濱口両名が冬山の安全管理をサポートした。

 

 フィールドではハタネズミの巣穴をさがし、巣の周りの糞を観察。牧草を食べる植生からネズミや牛がよくたべる理由も学んだりします。

 学校の授業ではつまらなかった生物がとても楽しい。学校の授業もこんな感じならいいのに!!との感想も。自分たちで見つけた朴の木に実の中に入っているハチの幼虫をみて、「なぜこんなところに・・・」と昆虫の越冬方法を発見しました。

家屋の中で越冬をしていた蛾

フクラスズメなどの昆虫に驚きながら観察するうちに触れる子も。

 最後にまたワークショップで、学んだ事と体験を結びつけました。「安芸太田町と都市部は太田川でつながっていることを知った。」との感想も。

 自分で発見し、体験したことが本当の学びになる。

 来年度も継続して取り組んでいきたい活動でした。