ビジターセンタースタッフの井上です!
1月25-26日に開催されたひろしま環境ミーティングの分科会「ひろしまの自然史博物館のこれから」に登壇しました。
登壇者は私含めて7名、参加者15名の計22名の分科会でした。
【登壇者・司会者】
三段峡ビジターセンターLOUPE・井上
芸北 高原の自然館・河野さん、上野さん
広島大学総合博物館・清水さん、黒島さん(司会)
江田島市立さとうみ科学館・西原さん
オオサンショウウオと暮らすまちづくり会・山﨑さん
本会では、各館や団体の紹介、現状や課題を挙げ、それを意見交換会を通して参加者の皆様と「自然史を後世に繋げる」にはどうすればよいかを話し合いました。
課題やキーワードとして、
・学芸員不足(守り手の不足)
・地域まるごと博物館(エコミュージアム・キャンパスまるごと博物館・野外博物館)
・多世代(人材循環)
・フィールドワーカーの減少(育成と支援)
・企業連携
・資金不足(官民問わず)
・高齢化(活動の衰退,守り手の持続可能性)
・第三の学び場
・ネットワーク型
・地域資源の維持
・パートナーシップ,相互協力
・県標本(6万点の標本群)
・地域活性化に資する施設
このような話題があり、意見交換では課題をこれからどうしていくかなどの熱い議論が交わされました。
全国では稀な”県立の自然史博物館のない”地域の広島県。
教育機関や行政機関、市民団体がそれぞれで自然史を伝えるために活動してきましたが、これからは県内の自然史に関わる方々や団体が力を合わせて後世に残そうと一致団結する会となりました。
今後は、広島県の自然史博物館のネットワークを構築し、登壇者を中心に県内の自然史に関わる方々と連携を強化することと、共同でのイベント開催などなど、自然史を後世に繋げる活動を行っていきます!
